2011年みた映画まとめ [映画]

「最近忙しいからあんまり更新できそうにないんですよ、と言いつつ毎日更新するっていうギャグだったんだって」
「それ面白いって思ってんの?」
「笑いどころがよくわからないです」
「だからいまここで笑ってくださいってことなんじゃないの?」
「えー」
「はい、ではみなさん、わたし「せーの」って言うから、あわせてあわせて」
「無理だから」
「無理ですよ」
「無理だよねぇ」
「っていうか、なんで今日集まってるんです?」
「じつは今年2011年は震災の影響もあって映画全体の興行収入がとても落ちこんでしまったんですよ。そこで、今日はどうすればみなさんが劇場に足を運んでくれるようになるのかこの場を借りてお話ししたいな、なんて」
「いい話してるっぽいけどさ。パクリだよね、それパクリだよね」
「えー、元ネタみたいな露骨な販促なんてしてないよ」
「売るものないですしね」
「ところであんたは何回映画館に行ったの?」
「13作品15回」
「あれ、意外と少ないですね」
「そうかな」
「そうですよ」
「ま、面白そうなのを厳選してるからね」
「あんたアレつまらなかったって言ってたじゃん」
「つまんないなんて言ってないよ。おもしろがるのに苦労したって言ったけど」
「それつまらないって言ってるようなものじゃないですか」
「全然ちがうよー。努力すれば面白く見ることができたんだよ。世の中にはどんなに薄目しててもつまんない映画ってのがあってさー」
「具体的にどんな努力をするんです?」
「自己暗示とか」
「おい」
「映画館出て、エスカレーターに乗って、降りたときに「ま、いっか」ってつぶやくとあら不思議!」
「自己暗示ですらないじゃないですか」
「それみんなに広めればいいじゃん。劇場にお客が戻るって」
「戻りませんって」
「加点法で評価すると点数けっこう高くなるよ。アニメに色がついてた、プラス5点」
「サービス問題じゃないですか」
「いや、たまに色ついてないのあるよ」
「えー」
「でも真面目な話、ドラマの映画化とか続編とかリメイクばかりだとご新規さんは足運ばないよね」
「ドラマの映画って時点で客層限定されてるしね」
「続編も前作からのファンしか見ないでしょうしね」
「この前ね、経済ニュースで映画産業のことを取り上げてて、来年は期待の続編がオンパレードで盛り上がること間違いなしって言ってて、ああもうだめだなーって思っちゃった」
「……なんの続編なんですか?」
「やだよ言えないよ。私とりあえずほめることしかしないいいぶりっこなんだから」
「自分で言うな」
「宣伝しやすいし、どれくらいお客さんが入るのかわかりやすいから重宝するのはわかるんだけど、前知識のいっさいないオリジナル新作の話題でわくわくしたいです」
「……誰に向かって言ってんの?」
「いやだれか中の人聞いてないかなぁって」
「こんな隅っこじゃだめですよ」
「真ん中にでてってこんなこと言えないでしょ」
「いやまぁそうですけど」
「ところでさ、今年見た映画のベストってなに?」
「けいおん」
「アニメの映画化じゃないですか。オリジナル見たいって話はどこにいったんですか」
「いやあれすごいよ。ちゃんと演技で感情を表現してるんだもん」
「映画なんだからあたりまえじゃないですか」
「…………」
「…………」
「な、なんですか」
「後輩ちゃんはいい子だよね」
「そう思ってた時期が私にもあったわ」
「やめてくださいよ、そんな目でみるの」
「次点で、ソーシャルネットワークと冷たい熱帯魚かな。ちょっとお客さん選ぶけど」
「選ぶもなにも、どっちもR指定じゃないですか」
「あと猿の惑星・創世記。オリジナルの英語音声で見ると面白さが深まるよ」
「で、ワーストは?」
「え?」
「英語わからない? ひどい方」
「そういえばさ。この前今まで見た中で一番ひどい映画って話してたでしょ。三つ挙げたんだけど、なんか忘れてるような気がしててさ。そんで、この前新聞で今年亡くなった有名人の話題を読んでて思い出したんだ。あまりにもひどかったから見た記憶すら脳が抹消していた映画」
「……なんです?」
「模倣犯」
「あー」
「思い出した瞬間、うわああああ、って声に出しちゃって」
「いや気持ちはわかるけどさ」
「っていうか先輩。いいこぶりっこの設定忘れてますよ」
「あ」
「なにかいいところ挙げて褒めてみましょうよ」
「……フィルムが切れずに最後まで上映していた。プラス5点」
「それ映画じゃなくて映画館ほめてるから」