2013年観た映画まとめ [映画]
「ゼロ・グラビティ観てきたんだよ」
「また?」
「っていうか先輩、タイトルが今年観た映画のまとめってなってますけど」
「あ、いいのいいの。でさ、もう日にちたってるからぶっちゃけちゃうけどさ、ジョージ・クルーニーがよかったんだよね」
「登場人物二人だけで、ずっと宇宙服着てるから、演技の善し悪しなんてそんなにわかんないでしょ?」
「演技じゃなくてさ。物語の途中で頼りにしていたソユーズの宇宙船がガス欠で動かなくなって途方に暮れるってシーンがあるのね。で、主人公が絶望して酸素供給バルブ閉じちゃって自殺しようとすんの。そこへ、ハッチの向こうにジョージが現れて、ドンドンドンドンってハッチを叩いて、入ってきちゃうの。がちゃって」
「だめじゃないですか」
「予備のバッテリーが見つかって助かった、とか言ってさ、隠してたウォッカ取り出して飲み始めるの」
「はあ」
「これがもしトム・クルーズなら映画をダメにしてたって思うのね」
「あー」
「ジョージ・クルーニーだからこそ、よ!って感じで宇宙船のハッチから入ってきても許されたんだと思うんだ。リアル指向な映画だと思ってたのにメインキャストが死なないキセキの大安売りかよ!って怒っちゃうところなんだけど、ジョージなら許す」
「何様よあんた」
「人徳だよ、これは。ほんと人徳」
「じんとく?」
「でさ、はなしは変わるけど、ゼロ・グラビティのおかげで私たすかったの」
「なんです?」
「もう今日は大晦日でしょ?毎年恒例の今年観た映画のまとめの時期じゃん。で、どんな映画観たかなぁってつらつら思い出すとさ、これは映画館で観てよかったなぁ面白かったなぁって感じで思い出せたのが、「まどかマギカ新編」と「風立ちぬ」と「パシフィック・リム」でさ。アニメばっかりじゃん。「ゼロ・グラビティ」のおかげでたすかったんだよ、ほんとに」
「これで普通の映画が紹介できるって?」
「イエス!」
「だまれよ」
「っていうか先輩、「パシフィック・リム」はアニメじゃなくて実写ですよ?」
「あれアニメ枠じゃん」
「うわ、そうじゃないけど否定できない」
「今年は結局22作品26回映画館で映画観たんだけど、かなり豊作でさ」
「去年は確か、22作品25回でしたよね」
「うち1回が映画館で観る落語だったから、映画に含めるのはどうかと思うんだけどさ」
「それで、野暮だけど、1番はなに?」
「今年は豊作でちょっと決めらんない。部門ごとにわけて見ればいいかなぁって思ったんだけど、邦画部門が「凶悪」、洋画が「レ・ミゼラブル」、特撮が「パシフィック・リム」で、SFが「ゼロ・グラビティ」……まではいいんだけど」
「いいの?」
「なんだかスポンサー様提供の作品になんとか賞を与えたいから変な部門作ってる映画賞みたいになってますよ」
「っていうか、その面子なら「レ・ミゼラブル」にしときなさいよ」
「あれ公開日が12年の12月だったのに今年の1月7日に観ちゃったんだよ。だからなんか今年観た映画ってのは違う気がしない?」
「いや、今年観たんでしょ?」
「今やってる「永遠の0」を来年観に行って、来年の大晦日に同じことやりますよね、ぜったい」
「っていうかあんた、12年のまとめで「レマゲン鉄橋」がよかったって言ってるじゃない」
「あー、そういや、今年はビデオレンタルしてないなぁ」
「そういうことじゃなくて」
「まぁまぁ。でさ、アニメ部門で「まどか」と「風立ちぬ」と「かぐや姫」と「シュタインズ・ゲート」が大激戦でさ。部門ごとでもまとまんなくて」
「萌えアニメ部門と普通アニメ部門と大人向けアニメ部門に分ければいいじゃない」
「よくないですって、それは」
「結局、私はこの作品が一番だと思います!って言い切れるような決定打がないわけ。どれもいい作品。面白い作品。……なんだけど」
「なんでそこで弱気になるのよ」
「例えば「ゼロ・グラビティ」は宇宙に興味がないとお話が単調で乗り切れない、「パシフィック・リム」はアニメ的なお話に慣れていない人はダメかもしれない、「レ・ミゼラブル」はそもそも客を選ぶミュージカル映画だし、「かぐや姫」はアニメ鑑賞の玄人じゃないとむずかしい。「まどか」と「シュタゲ」は言わずもがな。「風立ちぬ」は求められてる鑑賞眼のハードルがめちゃくちゃ高くて、実はただ楽しむだけじゃわからないもっと深いところがあるからうかつにおすすめ出来やしない」
「……最後のは馬脚が出ちゃうのがこわいだけでしょ?」
「このブログ、結構映画紹介してきてるじゃん? なのに、一番アクセス数が多いの「吸血鬼ゴケミドロ」の記事なんだよ」
「あれが?」
「だからさぁ、年末のまとめくらいは、彼氏彼女に話しても大丈夫な映画を紹介したいなぁって欲が出ちゃってさぁ」
「それ言い出すと何も紹介できなくなりますよ」
「じゃぁさっき挙げた8作が同率1位でいいや」
「22作品中8作が1位って、ほんとダメじゃない」
「また?」
「っていうか先輩、タイトルが今年観た映画のまとめってなってますけど」
「あ、いいのいいの。でさ、もう日にちたってるからぶっちゃけちゃうけどさ、ジョージ・クルーニーがよかったんだよね」
「登場人物二人だけで、ずっと宇宙服着てるから、演技の善し悪しなんてそんなにわかんないでしょ?」
「演技じゃなくてさ。物語の途中で頼りにしていたソユーズの宇宙船がガス欠で動かなくなって途方に暮れるってシーンがあるのね。で、主人公が絶望して酸素供給バルブ閉じちゃって自殺しようとすんの。そこへ、ハッチの向こうにジョージが現れて、ドンドンドンドンってハッチを叩いて、入ってきちゃうの。がちゃって」
「だめじゃないですか」
「予備のバッテリーが見つかって助かった、とか言ってさ、隠してたウォッカ取り出して飲み始めるの」
「はあ」
「これがもしトム・クルーズなら映画をダメにしてたって思うのね」
「あー」
「ジョージ・クルーニーだからこそ、よ!って感じで宇宙船のハッチから入ってきても許されたんだと思うんだ。リアル指向な映画だと思ってたのにメインキャストが死なないキセキの大安売りかよ!って怒っちゃうところなんだけど、ジョージなら許す」
「何様よあんた」
「人徳だよ、これは。ほんと人徳」
「じんとく?」
「でさ、はなしは変わるけど、ゼロ・グラビティのおかげで私たすかったの」
「なんです?」
「もう今日は大晦日でしょ?毎年恒例の今年観た映画のまとめの時期じゃん。で、どんな映画観たかなぁってつらつら思い出すとさ、これは映画館で観てよかったなぁ面白かったなぁって感じで思い出せたのが、「まどかマギカ新編」と「風立ちぬ」と「パシフィック・リム」でさ。アニメばっかりじゃん。「ゼロ・グラビティ」のおかげでたすかったんだよ、ほんとに」
「これで普通の映画が紹介できるって?」
「イエス!」
「だまれよ」
「っていうか先輩、「パシフィック・リム」はアニメじゃなくて実写ですよ?」
「あれアニメ枠じゃん」
「うわ、そうじゃないけど否定できない」
「今年は結局22作品26回映画館で映画観たんだけど、かなり豊作でさ」
「去年は確か、22作品25回でしたよね」
「うち1回が映画館で観る落語だったから、映画に含めるのはどうかと思うんだけどさ」
「それで、野暮だけど、1番はなに?」
「今年は豊作でちょっと決めらんない。部門ごとにわけて見ればいいかなぁって思ったんだけど、邦画部門が「凶悪」、洋画が「レ・ミゼラブル」、特撮が「パシフィック・リム」で、SFが「ゼロ・グラビティ」……まではいいんだけど」
「いいの?」
「なんだかスポンサー様提供の作品になんとか賞を与えたいから変な部門作ってる映画賞みたいになってますよ」
「っていうか、その面子なら「レ・ミゼラブル」にしときなさいよ」
「あれ公開日が12年の12月だったのに今年の1月7日に観ちゃったんだよ。だからなんか今年観た映画ってのは違う気がしない?」
「いや、今年観たんでしょ?」
「今やってる「永遠の0」を来年観に行って、来年の大晦日に同じことやりますよね、ぜったい」
「っていうかあんた、12年のまとめで「レマゲン鉄橋」がよかったって言ってるじゃない」
「あー、そういや、今年はビデオレンタルしてないなぁ」
「そういうことじゃなくて」
「まぁまぁ。でさ、アニメ部門で「まどか」と「風立ちぬ」と「かぐや姫」と「シュタインズ・ゲート」が大激戦でさ。部門ごとでもまとまんなくて」
「萌えアニメ部門と普通アニメ部門と大人向けアニメ部門に分ければいいじゃない」
「よくないですって、それは」
「結局、私はこの作品が一番だと思います!って言い切れるような決定打がないわけ。どれもいい作品。面白い作品。……なんだけど」
「なんでそこで弱気になるのよ」
「例えば「ゼロ・グラビティ」は宇宙に興味がないとお話が単調で乗り切れない、「パシフィック・リム」はアニメ的なお話に慣れていない人はダメかもしれない、「レ・ミゼラブル」はそもそも客を選ぶミュージカル映画だし、「かぐや姫」はアニメ鑑賞の玄人じゃないとむずかしい。「まどか」と「シュタゲ」は言わずもがな。「風立ちぬ」は求められてる鑑賞眼のハードルがめちゃくちゃ高くて、実はただ楽しむだけじゃわからないもっと深いところがあるからうかつにおすすめ出来やしない」
「……最後のは馬脚が出ちゃうのがこわいだけでしょ?」
「このブログ、結構映画紹介してきてるじゃん? なのに、一番アクセス数が多いの「吸血鬼ゴケミドロ」の記事なんだよ」
「あれが?」
「だからさぁ、年末のまとめくらいは、彼氏彼女に話しても大丈夫な映画を紹介したいなぁって欲が出ちゃってさぁ」
「それ言い出すと何も紹介できなくなりますよ」
「じゃぁさっき挙げた8作が同率1位でいいや」
「22作品中8作が1位って、ほんとダメじゃない」
2013-12-31 01:29


