2020-04-29 [雑記]

○おうちにこもってる人のための映画ガイド
「ニューヨークタイムズがコロナ禍中に見るべき映画として、「グランドブダペストホテル」「エヴァとステファンとすてきな家族」「万引き家族」の三本を推薦だって」
「あれ、記事リンクしないの?」
「あそこすぐお金の話して記事読ましてくれないからリンクしてやんねー」
「こらこら」
「元記事英語で、すぐにログイン画面出ちゃって翻訳もできないからニュアンスはなんともだけど、分断は止めようねってチョイスなんじゃないっすかね」
「そうっすか」
「わたし前からお涙頂戴ないい映画として「万引き家族」を勧める人間って性根がおかしいって思ってるんだけど、いいチョイスなんじゃないっすかね」
「言い方」
「あれ傑作だけど、いい映画の皮を被った意地悪なクライムサスペンスだよ。子どもに見せちゃダメなやつ」
「はいはい」
「グランドブダペストホテルは間違いの無い傑作。映像の面白さとぐいぐい引っ張ってくれるストーリーの妙技、かなり苦いラストともう文句なし」
「べた褒めね」
「エヴァとステファンとすてきな家族は知らない映画だごめん」
「スウェーデン映画らしいわよ」
「まぁ見られる環境にいる人は、これを機会にってやつだよね」
「そうよね。最近回線重いけど」
「それにしても、なんで自宅待機でヒマが潰せないのかわけわかんない」
「あんたみたいに映画観てれば幸せって人、珍しいのよ」
「1日に5本映画観たとしてさ、1ヶ月で150作品でしょ? 最近は配信もあるからそれくらい余裕でしょ?」
「だからそういう問題じゃなくてね。……でもまぁ、選べる作品が多くなりすぎて何を観ていいのか分からないっていう問題はあるかもね」
「こういうときの私のお薦めは、マット・デイモンの「オデッセイ」かな。火星の人」

「…………」
「……どしたの?」
「あんたにしては至極まともな映画紹介しだしたから、びっくりしてる」
「失礼な。引きこもりとテレワーク推奨映画ですよ」
「いや確かに引きこもってテレワークしてたけど」
「生きる勇気が出てくるよ。あとジャガイモは大事」
「はいはい大事大事」
「そういう新井さんの推薦は?」
「私? んー、今だから観て欲しい映画……、タルコフスキーの「サクリファイス」かな」
「終末観が濃すぎて観た後で死にたくなるような映画は禁止」
「えー」
「悪役令嬢みたいな邪悪な笑顔でかわいく「えー」とか言うのも禁止」